ご質問から(一人ひとりに合った授業づくり…)

今回は、アメリカで生まれ育って、日本で子どもたちのために顔晴っていただいている小学校の講師の先生からのご質問です。今回も長くなりますが、感想とご質問を原文のママ載せたいと思います。

『感想:先生のお話を大変興味深く聞かせていただきました。私はアメリカで生まれ育ち、日本に来て5年目になります。自分自身を振り返ることが多く、日本の教育や子供との関りについて考える中で、普段から感じていたことや悩んでいたことがありました。今回、先生のお話を聞き、そのような自分の考えや感覚が間違っていなかったのだと確信できる場面が多くありました。また、自分の教育観や子供との向き合い方に自信を持つことができ、どても学びの多い時間となりました。』

日本に来ていただいて5年でこれほどの文章を書かれるとは…敬服しました。興味深く聞いていただいて、嬉しい限りです。感想と質問を見事に分けて、書いてくださいました。次に、ご質問です。

『質問:私は子供一人一人との関わりを大切にしたいと考えており、子供たちの興味・関心や個性をより深く理解したいと思っています。しかし、担任ではなく、11クラスの児童と関わる立場であるため、一人一人を深く知ることに難しさを感じています。このような立場で自動理解を深め、一人一人に合った授業づくりや支援を行うために、先生が実践されている工夫や意識されていることがあれば、ぜひ教えていただきたいです。ありがとうございました!!(←ここは、手書きでした。)』

この小学校へは、色々なご縁があって、昨年度までの3年間、年に3回の巡回指導をさせていただていおりました。昨年度で、その事業は終了したので、今回は講演だけでした。

もし、またこちらの小学校に巡回指導に出向くチャンスがあったら、私と一緒に動いてもらえると、子どもたちの掲示物から何を読み取ろうとしているのか、子どもたちの授業中の姿勢や動きから何を見ているのかが分かり易いと思いますが、それも予測がつかないので、「絵」や「文字」を見るときのヒントを簡単に書いてみます。

ITPA理論では、「情報」の流れを「入力」ー「統合」ー「出力」で考えます。

つまり、子どもたちの「絵」や「文字」は「入力」ー「統合」ー「出力」の「情報」の流れが「出力」された結果と見るのです。

結果としての「絵」や「文字」に気になるところがあれば、「入力」ー「統合」ー「出力」のどこかで困っているところがあるのでは?と考えます。

例えば、「絵」を描くことについて考えてみます。

Aの課題:「子どもたちの目の前にリンゴを置いて、それを描きなさい」という課題であれば、視覚情報としての現物がそこにあります。

Bの課題:「先週、遠足に動物園へ行ったから、その時を思い出して絵に描きなさい」という課題であれば、入力は一人ひとりの記憶だけになります。

Aの課題の場合、視覚情報としてのリンゴが目の前あって、出力と対応していても困ってしまう子どももいます。

Bの課題の場合、遠足で実際に動物園に行ったという数日前の自分の記憶が頼りとして、どれだけ「出力」できるのかをみていきます。

つまり、平素からの指導・支援において「入力」を意識することで、どんな時に子どもたちが困っている状況が表出するのかの検討をつけることができるようになります。

そして、自分の授業を振り返る(リフレクションする)時の、一つの目安になります。

詳細は、現在執筆中の新しい本の中でご覧ください。<(_ _)>

笑顔で 元気に 逞しく!

ステキな学校・学級をつくるため 自分の歩幅で、前進していきましょう!

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