過日、たまたま2日間連続で、別の幼稚園の巡回指導に出向く機会がありました。
1日目のA幼稚園の年長児の教室では、若い20代の先生の「白い団扇の周りに色紙を貼り付けて、ひまわりのような飾り付けをする遊び」の授業でした。
掲示されている子どもたちの作品をスクリーニングすると、ボディイメージがまだ十分ではなく、年長児としては、幼い印象の子どもが多いクラスでした。しかし、強い衝動性やこだわりが見られない比較的安定した10人の子どもたちでした。
授業の最初に、完成品の団扇の見本を先生が提示したので、準備された黄色の折り紙を折り、ハサミで帯状に切って、貼っていく…と子どもたちは淡々と進めていました。
2日目のB幼稚園の年長児の教室では、40代のベテランの先生の「世界を旅するために海賊にも負けない船をつくる」というテーマで工作遊びをしていました。
地球儀の地図を切り取り、それをホワイトボードに貼り付けて、磁石を船に見立ててまずは世界中の海を旅するところが授業のスタートでした。
6人の子どもたちは、大興奮で盛り上がる盛り上がる。
その後、船の材料となる牛乳パックやペットボトル等を使って、それぞれが思い思いの「海賊に負けない船」を作成していました。
ここでも、掲示していただいた子どもたちの作品をスクリーニングをすると、衝動性は高い、こだわりはかなりある、保護者との関係に不安がある(詳しくは書けません<(_ _)>)等々、ツワモノ揃いの子どもたちばかりでした。
さて、A幼稚園の若い先生の方は、見本を見せるという視覚支援をしていますから、「分かり易さ」という点で、良い取り組みだと言えます。
しかし、「決まった課題を見本通りに作る」というやり方は、確かに作品は完成するし、きちんとした授業なんだけど…残念ながら決定的に「楽しい!」が足りません。
先生も子どもたちも、淡々と取り組むけれど「ワクワク」や「高揚感」が、そこにはありません。
一方、B幼稚園のベテランの先生の方は、こうおっしゃいました。
「面白くないと、全く反応してくれないので、毎日必死です!」
「そうですよね。この子たちは先生に忖度するなんて1㎜もないもんね。」
(優しさが無いと言っているのではありません。念のため…)
このベテランの先生は、これまで色々な子どもたちに鍛えられて、このような力量を身につけたのでしょう!
本当に余計なお世話とは思いましたが…「A幼稚園の若い先生を、半日でいいからこのB幼稚園の年長さんの教室で一緒に活動させた方がいいよ。」と提案してきました。(笑)
笑顔で 元気に 逞しく!
ステキな学校・学級をつくるため 自分の歩幅で、前進していきましょう!

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