「○」があったら何でもできる!?②

前回の続きです。

授業者の担任の先生は、普段なら「『金』があったら、何でもできる」の声に複数の子どもたちが呼応して、収拾がつかない場面も生まれたかもしれないので、参観と言う先生方の「圧」があったお陰で大きな脱線が無くて良かった」と思っておられるようでした。

確かに子どもたちは、これまでグループでの話し合いの仕方という「学び方」を学んできていることと、それぞれが自分で作った防災リュックの中身の写真という「具体的な材料」があるので、グループでの話し合いはとてもスムーズでした。

でも、ちょっと「勿体ない」気がしました。

子どもたちの話し合いは、スムーズなんですが、本氣の「氣」が足りない氣がしたからです。

学習指導要領の中に、「主体的」「対話的」「深い学び」という言葉が出てきますが、「対話」というのは、双方の目的があればこそ成立つものだと思うのです。

「みんなで一緒に、同じ課題を、同じペースで」という学び方の中で、子どもたち一人ひとりに「どうしても、防災リュックの中身を点検したい!それについて話し合いたい!」というような、高いモチベーションを作り出すのは容易ではありません。

それでも、ほんの僅かであっても、子どもたちの話し合いに「火」をつけたいと思うのです。

そのために、何度も繰り返している「お金があれば何でもできる」の声を活用したいのです。

例えば「○○さん、『お金があれば…』と言ってるけど、それホント?みんなはどう思う?」と子どもたちに問い返すのです。

(実際大きな災害時において、1万円札はお釣りが出ない場合もあって使いにくく、千円札や100円や10円などの小銭の方が、役立つようです。)

或いは、「防災バックの中身として、三つしか入れられないとしたら何を入れますか?」と、限定した問いを投げかけてみるのです。

普段なら、ごちゃごちゃするパワフルな子どもたちですから、無難な良い子の話し合いではなく、ちょっと着火すれば「本氣」に近づいた「発言」が飛び出してくる筈です。

校内とは言え、授業公開していただく先生には、敬意を表します。

同時に、せっかく授業研究したのだから、何某かの授業者の成長に繋がればと願います。

笑顔で 元気に 逞しく!

ステキな学校・学級をつくるため 自分の歩幅で、前進していきましょう!

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