もう、9年間も毎年研修をさせていただいている、ある小学校の研修後の感想です。
〇〇小に赴任して「~しなければならない」という考えが自分の中に常にあったのですが、今日から前向きに捉えて働いていきます。自分のことは分かりづらいので、自己理解がまずは大切ということも勉強になりました。人それぞれの特性に合った対応ができるように今日の話を意識してやっていきます。(一部抜粋;男性B先生)
子どもを見ることも大切ですが「自己理解」も同様に外すことはできませんから、「自分のことは分かりづらい」と気づいただけでもこの先生は凄いなと思います。
自分のことは、まるでまつ毛みたいなもので見えにくいですから、ジョハリの窓で言う自分も他人も知っている「開放の窓」であるはずが、他人は知っているが自分は気づいていない「盲点の窓」になりがちなのです。
自分はどんなことが苦手であったり得意であったりするのか、どんなことにイラッとしてどんなことには寛容なのか等々、自分の特性を知ることから始める必要があります。
「敵を知り己を知れば、百戦危うからず(孫子)」ですから、その非常に有用な手だてとして、一つの学校としては初めて、STR(資質適応理論)を紹介させていただきました。
STRでは、そのスコアから「〇、△、□」の三つのタイプに分類して特性を考察することが基本となっています。
先生方の感想では、「〇だと思っていたのに、□でした。」「△とは思いませんでした。」というような感想が22人中5人ほどおられました。
学校という場の文化は、「仲良く」「みんなで」などの平和的で協調的な「〇」タイプの特性に偏りがちですから、無理もないことだと思います。
STRの世界は、深くて広大ですから、恐れず何事も貪欲に学んで「学級づくり」(人生にも)に活用していただきたいと願っています。
STRはこちらです。⇒ STR ID (strtao.com)
<お知らせ>
私の「笑育のすすめ」~笑顔の力で教育が変わる~を出版していただいているHS出版さんの方で、4回目の講演会をさせていただきます。
「笑育のすすめ」その4 令和3年 3⽉27⽇(土)15:00~
「今年も、もっとステキなクラスをつくりましょう!」~黄金の三日間の意味と手だて~
最初が肝心!と言いますが、学級づくりにおけるその心理学的な意味と具体的な手だてについて、お話させていただきます。
完成したレジュメは送らせていただきました。ご都合がつけば、ぜひご参加ください。
笑顔で 元気に 逞しく!
みんなで一緒に、ステキなクラスをつくりましょう!
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