前回、T上先生のお話の中で人に対する「受容範囲」の広さについて書きました。
この「受容範囲」の広さは、我々教師にとって非常に重要な資質の一つだと思います。
学級担任にとって、「3分と椅子に座れないで立ち歩く」「ずぅ~っとおしゃべりが止まらない」「みんなと一緒にいることが苦手」など、困っている子どもたちの生産的能力の低いところは、学級づくりにおいてなかなかの難題になります。
特に、上のような行動があると、「受容範囲」が狭くきちんとさせたい教師にとっては、「〇〇を許したら示しがつかない」とか「子どもを甘やかしたらそこからクラスが崩れだす」という恐怖や不安が強くなりますから、怒る、叱る、説教するなどの「圧」をかけて何とかしようとしてしまいがちになります。
学級(クラス)という集団のリーダーとして、多様な子どもたちの特性を受容できる広さを持ちたいものです。
「私の性格では無理です」ではなく、自分の特性と子どもたちの特性について学びましょう。
学び始めると「ADHDの〇〇君は、3分も座ってるなんて、なかなかがんばってるなぁ。ステキ!」って思えるようになります。(ホントですよ!)
<お知らせ>
私の「笑育のすすめ」~笑顔の力で教育が変わる~を出版していただいているHS出版さんの方で、4回目の勉強会(講演会)をさせていただきます。
「笑育のすすめ」その4 令和3年 3⽉27⽇(土)15:00~
「今年も、もっとステキなクラスをつくりましょう!」~黄金の三日間の意味と手だて~
最初が肝心!と言いますが、学級づくりにおけるその心理学的な意味と具体的な手だてについて、お話させていただきます。
ご都合がつけば、ぜひご参加ください。
笑顔で 元気に 逞しく!
みんなで一緒に、ステキなクラスをつくりましょう!
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