できないのに、分からないのに座っている子どもたちは…

「自分の授業に意味があるのか?わかる子は塾で、授業前から分かっている。

 苦手な子は授業しても、できないまま。日々何をしているのか戒めです。」

(一部修正)H先生がFacebookで呟いていておられました。(続きの2です。)

あれども見えずですから、「困った子どもだ」ではなく「何に困っているんだろう」という視点がなければ、指導の改善には繋がらないものです。

例えば今回のように、勉強が苦手で困っている子は「認知面」のどこで困っているのかを把握する努力をします。

例をあげると…

Q.その子は上手く見えていないの?(視覚や眼球運動に課題はある?)

・板書は正確にノートへ写せていますか?

・縦書き、横書きの文字が極端に歪みませんか?

Q.上手く聴こえていないの?(聴覚に課題はある?)

・先生の指示に対して、聞き返しは頻繁にありますか?

・指示の後、周りを見て授業の流れについてきているようなことはありませんか?

子どもの困っているところを正確に把握するためには、専門的な検査が必要ですが、子どもたちが表出している様々なサインから推測することは可能です。

健気にがんばっている子どもたちが、素直に表出してくれている事実から、毎日一つでも良いですから手だてを考え、10回、100回、1000回とトライしていきましょう。

しんどいことですが、やりがいもあるはずです。

できない子どもたちをできるようにできない教師の辛さは理解できます。

しかし、できないのに、分からないのに、がんばって座っている子どもたちはきっともっと辛いです。

それでは、また!

笑顔で 元気に 逞しく!

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