A先生の講演から④<まるで「ハウルの動く城」?!…>

東北地方の皆さん、今回の再度の地震その後の様子はいかがでしょうか?

阪神淡路の震災の頃を振り返りますと、余震の度に物資の集配所になっていた建物から飛び出して、いつ崩れるかと気が気でなかったことを思い出します。心よりお見舞い申し上げます。

さて、日本の現在の教育って、まるで「ハウルの動く城」のように、何でもかんでもくっつけてギクシャク動いているような気がしてなりません。

いじめや体罰などのこれまでの教育課題を積み残したまま、それらの諸課題の上に、外国語(英語)教育やプログラミング教育など、新たな学習内容としてますます増えてきています。

これらのことから、先生方の忙しさは察して余りあるものがあります。

その上、これまで述べてきたように、日本の現状では、子どもたちが自らの課題を意識して自分で何を学ぶかを決めるようにはなっていません。

私たちには、「決められたカリキュラムや時間割にそって、クラスのみんなで一緒に勉強することが授業だ」という強いイメージがありますから、国語の時間に「ボクは今算数やりたい気分なんで~」とか、算数の時間に「もうできちゃったから漫画でも読んでおこう!」なんていうのは、ただの自分勝手、わがままと理解されてしまうでしょう。

只、学校が引き受けてきたその何でもかんでもの多様性の中に、少しでも子どもたちが自主性や主体性を発揮できる部分が無いのかを考えてみる必要があります。

ヒントは、「特別活動」の中にあります。学級会や係活動、児童会活動、クラブ活動、学校行事などです。

例えば、小学校の学習指導要領には『望ましい集団活動を通して、心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り、集団の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的、実践的な態度を育てるとともに、自己の生き方についての考えを深め、自己を生かす能力を養う。』とあります。

真面目な先生方も、教科の学習としては捉えていないので、目くじらを立てにくいですから、子どもたちの自主性や主体性を育くむ教育活動として最適なのです。

詳細については、3月のエイチエス出版さんの研修の時にゆずりますが、A先生のお陰でこんなところまで話が進みました。感謝!感謝!です。

それでは、また!

笑顔で 元気に 逞しく!

みんなで一緒に、ステキなクラスをつくりましょう!

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