兵庫県北部のもう日本海が目の前にある中学校へ、研修に出向きました。そこで、1年生の英語の授業を見せていただきました。
ユニバーサルデザインやインクルーシブ教育の参考になるステキな授業でしたので、今回取り上げてみました。。
1点目は、とにかく「楽しくて、面白い授業」であること
これはとても大事なことです。主担当のY先生のキャラクターもあって、常にユーモアに満ちたやりとりで生徒たちも楽しそうに取り組んでいました。
2点目は、授業の「テンポ」が素晴らしいこと。
心地よいテンポで、どんどん課題が出て来ます。そのテンポに乗せられて生徒も飽きるとかボーっとすることなく学習を進めていました。
3点目は、「視覚支援」を上手く取り入れていたこと
PCの画像を使って、英語の発音とスペルをわかり易く提示したり、時間制限を設けてそれを生徒が「空書き」をして覚えるようにしたりしていました。(「空間認知」を使うことになります。)
もう一押し贅沢なお願いをするとすれば、生徒自身が発音しながら指でノートや机に書く「指書き」(触覚認知の活用)をすればさらに単語の習得は確実になる筈です。
この授業の様子から、どのようながインクルーシブな世界が見えたのか!?
学力に課題のある生徒や多動でなかなか集中することが難しい生徒、さらには特別支援学級に在籍する生徒たち皆が、自ら挙手して活発に発表する姿が見られました。
つまり、間違うことを恐れずに(実際にやりとりの中で間違いはかなりありましたから)何度もチャレンジしていく生徒たちに成長していたのです。
間違っても馬鹿にされたり、からかわれたりしない「安全」で「安心」できる学級文化が出来上がっているからこその姿でした。
遠方ではありましたが、いつもに増して気持ちよくドライブして帰宅できました。
それでは、また!
笑顔で 元気に 逞しく!
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