過日、某保育所の巡回指導に出向きました。
小学校畑の私にとって、保育所のすてきなところは、いわゆる1歳児のような幼児から5歳児の年長さんまで、見学させていただけることです。
かつて小学校で担任したあの子は、幼稚園や保育所の時こんな風な状態だったのかな?とか、逆にこの子はあんな風に成長していくのかな?とか色々な想像ができて楽しいのです。
さて、この保育所では教室の掲示物を見ても、特に4歳児に支援を要する子どもたちが多くいました。
そのためか、4歳児のクラスは20数名の子どもたちに、担任以外に5人もの補助員がついているという、大人がやけに多い少し特別な感じのする状況でした。
その歳児のクラスが外遊びの時間になり、鬼ごっこをしている時、「タッチをしたかされていないのか」でちょっとしたトラブルになったようで、先生は子どもたちを集めました。
クラスには、多動の子どももいますし自閉の子どももいます。さらに、愛着に問題を抱えている子どももいますから、集まっているところから、次々に子どもたちがぽろぽろこぼれ出てきます。
それらの子どもたちをそれぞれの担当の保育士さんが、担いだり抱えたりして集団に連れ戻すことが頻繁に繰り返されていました。(4歳児だからまだ何とかなるんですけどね。)
みんな一生懸命されているんですが、これ「本来の仕事ではないなぁ」と思いました。
なぜなら、無理やり力づくで連れ戻す度に「このようにすれば、先生は自分をかまってくれる」と誤学習を重ねてしまっているからです。
特に、愛着の課題がある子どもにとって、集団から離れて一人でいると先生が必ず追いかけて来てくれるので、その間ずっとその先生を独り占めできるというメリットがあるからです。
それでは、「本来の仕事」とは何でしょうか?
続きはまた!
笑顔で 元気に 逞しく!
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