合理的配慮のために「不合理」を乗り越える⑥

「子どもたちを甘やかしているんと違うのか?」という大人の声はなぜ出てくるのでしょうか?

私の知る限りでは、

「『そんなに甘やかして、楽しくやっていたら子どもたちになめられてクラスが上手くいかなくなるぞ!』と先輩教師からわざわざ説教されました。」と仰る先生は、何人もおられます。

恫喝と説教で子どもたちを抑えつけて、クラスをきちんとさせてきた先生(合理的配慮からは、ほど遠い)にとっては、自分がやったことのない方法で、それもなぜか楽しそうにクラスをつくっていると、実は気味が悪くて怖いのです。

人は自分がやったことのないことや理解できないことは遠ざけたいし、否定したいものなのです。

只それだけです。

怒鳴りつけてでも、子どもたちをおとなしくちゃんとさせることが良い学級経営だと信じている人たちにとって、「合理的配慮」は逆に不合理に見えるものです。

もし、職場(学校)の雰囲気全体がそのような空気感でできていれば、「合理的配慮」は極めて難しいことになります。

それでもそのような「他者評価」に惑わされることなく、「自分の基準」をしっかり持っていれば、「合理的配慮」を実践していくことはできる筈です。

人に人は変えられませんから、自分一人でもやりますか?やりませんか?

それも、自由です。

それでは、また!

笑顔で 元気に 逞しく!

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