愛着不足の子どもたちは、自然に口に指が入ってしまう傾向があるようです。
今回は、愛着不足についてもう少し考えてみましょう。
不織布のマスクの時は、毎日マスクに穴を空けていたBさんを含め、
手が口に入ってしまう子どもたちが4人の内3名もいました。
愛着は人とのふれあいの中で醸成されますから、
お母さんやお父さんが、無条件に毎日抱きしめてくれたら、
徐々に改善していく筈ですが、
日本人の文化として、「子どもを甘やかしてはいけない!」
という考え方もありますので、簡単にはいかないかもしれません。
さらに、今はコロナウイルスの影響で「密」を避け
ソーシャルディスタンスを取る必要がありますので
自然にスキンシップ不足になり易いと考えてよいと思います。
だからこそ、一層の工夫が必要です。
つまり、先生方の方も愛着不足を補う手だてを
学級づくりの中で、配慮していく必要があります。
愛着は人とのふれ合いの中で醸成されるものですから、
性別、年齢などを考慮しつつ、
肩をポン!や握手やハイタッチなどでスキンシップを図ったり
子どもたち同士での触れ合いを意図して、二人組の体操をつくったり
(馬飛びくぐりや背中合わせてギッコンバッタン等々)様々な
工夫をして、触れ合いの機会を増やすことができると思います。
さて、子どもたちの愛着不足がマイナスに出ると
不適切な行動をとることで、相手の気を引こうとします。
関わる大人が、怒る、叱るというやり方で、関わり方を間違えると、
もっともっと不適切な行動をとるようになり、
どんどん深みにハマっていく…そんなことにならないように
笑顔を基本に接していきましょう。
まずは、「作り笑顔と空元気」ですよ。
それでは、また!
笑顔で 元気に 逞しく!
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