教室に入らない(入れない)子どもたち③

ご質問の中に、『声をかけて、教室に戻すことを促す方がいいのか。今のところ、遊具に複数人いる場合は、声をかけて教室へ戻すことは、うまくいかないことの方が多いです。』とありました。

チャイムが鳴って、授業が始まってるのに…何としても教室に戻さなくては、という気持ちが先に立つと、どうしても厳しい口調になったり、「戻りなさい!」と命令口調になったりします。

これも、そうなるのがいけない!ということではなく、「そうか、自分の脳の危機管理はちゃんとまだ働いていて、まだまだ私の脳は健康だな。」と思う程度でOK!です。

この「つくり笑顔」が本当に難しい。最初は顔が引きつってもよいですからもう、練習、練習、練習…トレーニングあるのみです!

困っている子どもたちは、不適切な(気になる)行動をしているのですから、怒ったり叱ったりする前に、まずは心配したり気遣ったりする方が先なのです。

上手くいけば、『大丈夫?』と声を掛けたその後に、子どもの方から何か理由やその時の気持ちを話してくれるかもしれません。

さらに、子どもの話にしっかり丁寧に傾聴できれば、次の指導のヒントが生まれるかもしれません。

そして、命令(オーダー)「教室に戻りなさい!」ではなく、主語を自分にして(Ⅰ〔アイ〕メッセージ)「先生は、教師に戻ってくれたらうれしいなぁ。」と言えるようにしましょう!

「教室に戻りなさい!」とオーダーしなくても、「チャイム鳴ってるよ。何してんの。」と言ったとすれば、この言葉の主語は、あなた(たち)なので、言われた方はカチンとくる場合があります。

つまり、指導場面では「YOUメッセージ」をできる限り使わないように、心がけましょう!

さらに、これもできる限りで良いのですが、子どもたちに意思決定させるように心がけたいものだと思います。

無理やり従わせると、オーダーに従ってだけですから、褒めたり認めたりができにくくなります。

できれば、「長い時計の針が6になるまでに、教室に戻れたらすごいね。」と言って、後は子どもたちの意思に任せて見守るのです。

笑顔で 元気に 逞しく!

ステキな学校・学級をつくるため 自分の歩幅で、前進していきましょう!

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