ルール作りのコツ①

学級のルールには「生活のルール」と「学習のルール」の大きく二つあります。

「生活のルール」について最初に考えましょう。

当然、始業式初日は、朝の会もできませんし、掃除も給食もありませんから、開始する時期に合わせて、早々にそのやり方(ルール)を決めていかなければなりません。

特に、「朝の会」は担任である自分が不在の時(先生方は同時に職員朝集をしていることが多い)に行われますから、子どもたちが自分たちだけで進めなければならず油断禁物です。

当然子どもたちだけであれば、トラブルや揉め事が起こりがちであることは、誰が考えても明らかです。

そして、その内容をクラスのみんなが見える場所に、必ず早急に掲示(視覚支援)しましょう!

みんなが見えやすいように、廊下側の上の方に掲示して、その掲示物をみながら、進行役の子どもも、他の子どもたちも協力していくことになります。

多動であったり、衝動性があったりして困っている子どもたちが一番困るのは、「何をしていいのかわからない」時という、大原則を思い出してください。

さらに欲を言うと、職員朝集から教室に上がってきたときの「言葉かけ」を大切にしてほしいと思います。

担任が居ない間に自分たちだけで進行するという難しいことにチャレンジしているのですから、進行役の子ども(リーダーシップ)も協力した子どもたち(フォローシップ)にも必ずプラスの評価の言葉かけをしていきましょう!

例:「凄いな!朝の会の1回目から上手くやれたね。〇〇さんも上手に進行して、他の皆さんも協力して…今年のクラスはますます楽しみですね!」

一方絶対にやってはいけないのは、危機管理の脳(扁桃体)の仕組みを発動させて、朝の会でトラブルの原因となった子どもたちを叱ったり、説教したりしてみんなの前で恥をかかせる行為です。(これは、指導ではありません。)

完璧でなくても良いのです。

特に最初は上手くいかないことの方が多いものです。

「朝の会」をこうしようと決めたことに対して、努力したり協力したりしていることにフォーカスして、健気にがんばっている子どもたちを認めていきましょう!

笑顔で 元気に 逞しく!

ステキな学校・学級をつくるため 自分の歩幅で、前進していきましょう!

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