「アドバルーン」と言っても、今の若い人たちにはイメージできないかもしれませんね。
その昔、昭和の時代の最先端(?)の広告手段として、大きな風船の下に広告が描かれデパートの屋上などによくあがっていたものです。
先日の某中学校の研修で「アドバルーンの実物を見たことがない人いますか?」と聞いてみると、3名の若い先生方から手が挙がりました。(そりゃそうだよね。)
さて、学年当初の三日間は困っている子どもたちも比較的おとなしくしているのですが、それでも意識的にも無意識のうちにも
「これをしたら、先生どうするかなぁ。」
「これを質問したら、先生どう言うかなぁ。」などと
「お試し」(アドバルーン)をあげてくる子どもがいます。
今日は、4月16日ですからすでに始業式から1週間と二日目くらい経っていますから、子どもたちからは相当なお試し(アドバルーン)があがっているはずです。
初任の頃は、その「お試し」(アドバルーン)に気がつかないものですが、子どもたちからの「お試し」にどのように対処していくかは、非常に大切です。
なぜなら、その「お試し」への返答が、クラスのルールになるからです。
つまり、しっかり意識していないと気づかないうちに妙なルールをつくってしまい、後から自分の首を絞めてしまうことなりかねません。
そしてその返答がぶれると「先生、この前と言うことが違うじゃないか。」或いは「先生、人によって言うことが違うじゃないか。」などと、自分では気がつかないうちに子どもたちからの信頼を失っていくことになりかねません。
次回からは、もう少し具体的に「お試し」(アドバルーン)への対処法を考えてみたいと思います。
笑顔で 元気に 逞しく!
ステキな学校・学級をつくるため 自分の歩幅で、前進していきましょう!
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