学級経営の「方針(目標)」が無いと必ず学級は機能しなくなるのか?と問われると
「必ず学級が機能しなくなる」そういうことは断言できないと思います。
では、学級経営の立派な「方針(目標)」があれば、必ず良いクラスになるのか?と問われると
こちらの方も、「必ずステキなクラスになる」と断言はできません。
それなら別に、初日の忙しい時に学級経営の「方針(目標)」を示す必要はないのではないか?と思われるかもしれません。
しかし、そうではないのです。
一つは、以前「最初が肝心」で書いたように、「初頭効果」を最大限にいかすことのできる貴重な時間であるということです。
二つ目は、先生方が示す学級経営の「方針(目標)」は、教師として担任としての心からの「願い」に近い部分から出てくるものであってほしいと思うからです。
その心からの「願い」から生まれた「方針(目標)」がなければ、皆さんの「〇〇学級」という船はどこに、どんな風に進んでいくのかが分かりませんから、乗組員である子どもたちは不安になりますし、集団としてバラバラになっていく可能性は高いと思います。
三つ目は、「願い」から生まれた「方針(目標)」がなければ、具体的な「手だて」は生まれてきません。
具体的な「手だて」も無く、「方針(目標)」を掲げただけで、クラスが上手くいくほど集団づくりは甘くないことは事実です。
まずは、「こんなクラスにしたい!」「こんな子どもたちの姿が見たい」という「願い」があって、その「願い」をベースにして「方針(目標)」を明確にし、さらにその実現のための様々な「手だて」がリンクすると、極めて上手くいく確率は高まります。
笑顔で 元気に 逞しく!
ステキな学校・学級をつくるため 自分の歩幅で、前進していきましょう!
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