過日、6年生の授業を参観しました。
「短歌」を題材にしたオリジナリティのあふれる授業でした。
ちょっと大げさかもしれませんが、小学校6年生の3学期は、子どもたちにとって6年間の総仕上げの時期ですから、そのふり返りを「短歌」の創作でやっていこうというものでした。
この時期に、とても手間暇をかけて教材づくりをされていることに、感心をしました。
授業後の検討会では、授業者の先生の「好き」があふれていました。この女性の先生は、国語が好きで文章が好きで詩が短歌がすきなんですね。教材づくり想いの中で、その昔詩人の谷川俊太郎さんに握手をしたいただいた思い出も、語っておられました。
さて、教育における「個別最適化」というキーワードを考える時、子どもたちの「好き」(≒興味や関心)は、そのベースになるはずです。
子どもたち一人ひとりの「好き」を横糸にして、学問体系である教科(国、社、算、理など)の縦糸に結びつけることで、初めて本当に「主体的」に学ぶことができるからです。(具体的な事例は、後日にゆずります。)
子どもたちに「主体性」を求める取組みを目指すためには、我々教師にも「主体性」が必要になると思います。
我々大人も「好き」の力があれば、しんどいことや面倒なことも苦にならないもので、主体的に行動するものです。
この私も趣味の「アオリイカ釣り」に行くときだけは、朝の4時でもささっと起床できますし、仕掛けや餌木(和製のルアー)の操作の工夫や研究(?)は楽しくて苦痛はありません。
我々教師自身が何からの「好き」を持っているからこそ、子どもたちの「好き」を大切にできるのかもしれません。
皆さん!これからも、自分の「好き」を大切にしながら顔晴っていきましょう!
笑顔で 元気に 逞しく!
ステキな学校・学級をつくるため 自分の歩幅で、前進していきましょう!
PS.校務等の忙しさに加え、12月当初にコロナウイルスに感染したことによる体調不良で、長い期間ブログの投稿が空いてしまいました。ご心配いただいた方も居られますので、心より御礼申し上げます。有難いことに研修や巡回指導のご依頼も多く、忙しくさせていただいています。少しゆったり目のペースで今後も継続していきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
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