今から約20年ほど前、某小学校の校長をさせていただいておりました。(月日の流れ恐るべし<(_ _)>)
その小学校において、暴言や暴力・指導不服従など、困っているところを思い切り表出してくれた子どもたちのお陰で、特別支援教育の知見を生かした教育実践に先生方と一緒に取り組むことができました。
当時、ほとんどそのような実践はなかったので、参考になる事例も少なく、がんばっておられる先生方には「これ今まさに『藪漕ぎ』してるからね。」と発破をかけていました。
ある意味悲惨でしたが、目の前の子どもたちの事実から、当時のN指導主事やK先生から学んだ知見を通して日々の実践にフィードバックしたことは、我々をビシビシと鍛え、成長させてくれたと思います。
そして、2019年12月に文部科学省が発表した教育改革案『GIGAスクール構想』によって、また『藪漕ぎ』ができるチャンスがやってきました。
GIGAはギガバイトのギガではなく「Global and Innovation Gateway for All」の略であり、「すべての児童・生徒にグローバルで革新的な扉を」という意味になります。
勘のいい方はすぐに気がつかれたと思いますが、この発表はコロナウィルス騒動よりも前のことです。
偶然にも、コロナウィルス騒動が遠隔授業の必要性などの後押しをした形であって、コロナウィルスへの対応のためにGIGAスクール構想が発表された訳ではありません。
経済産業省の未来の教室などのサイトでは、すでに多くの実践が紹介されていますが、まだまだ、その意味や目的などが周知されているとは言い難い現実があります。
何事も初めてのことは、人間上手くはできませんし、『藪漕ぎ』ですから、前にほとんど道も無いわけで、抵抗も大きいのは当然です。
ですから、取り組み始めると、想定外の困りごとが出てくることもあるでしょう。
しかし、その勇気とチャレンジ精神で取り組んだ実践はすべて自分たちの血肉となって成長できます。
ワクワクしませんか?!
さぁ藪漕ぎだ~♪(また、変人と言われそう…)
笑顔で 元気に 逞しく!
ステキな学校・学級をつくるため 自分の歩幅で、前進していきましょう!
<お知らせ>
HS出版さんで、zoomでさせていただいている講演会ですが、何と9回目になりました。
次回は、7/3(日)16:00~です。ご興味のある方は、下記URLよりご参加ください。
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