確かもう8年程前のことです。
「ここの6年生は8人だけなんです。」というある小学校で、教室の壁に貼ってあった時間割を見て「先生、なんで神戸や尼崎の大規模な小学校と同じ時間割なんですか?」とちょっと意地悪な質問をしたことがあります。
一方、今回のGIGAスクール構想における教育DXは、教育におけるデジタルトランスフォーメーションですから、いよいよ今後は「小規模で、困った!」ではなく、逆に小規模である方が素早くスムーズに変身!「教育DX」できるチャンスが来たのです。
さて、私はこれまで「笑育」の実践として、子どもたち一人ひとりの特性を理解し、我々教師がより適切な関わりができるように、特別支援教育の知見(発達や心理、脳科学など)の活用をすすめてきました。
その中で、子どもたち一人ひとりの特性が違うのですから「子どもたち一人の課題も違います」という至極当然のことが、学級という集団で一斉にみんなで学ぶ中では、なかなか相容れないことに苦慮してきました。
OECDの調査においても、極端に自己肯定感や自己有用感の低い日本の子どもたちの本来の生きる力をどうやって取り戻すのか、さらに日本の学校教育の積年の課題である「いじめ」や「体罰」「不登校」などをどのように解消していくのか、そのもう一つの糸口が教育DXを通してようやく見えてきたように思えます。
今回のGIGAスクール構想では、明治維新以来、かつてないほどの大きな教育のあり方の転換期を迎えている気がしています。
ひょっとしたら、「こんな学校ならもういらない!」と大きなガラガラポンが起こるかもしれません。
人は、「自らを律して変えていくのはワクワクする」かもしれませんが、「強制的に変えられるのは極めて苦痛」です。
何のこっちゃと思われるかもしれませんが、今回からしばらくお付き合いください。
笑顔で 元気に 逞しく!
みんなで一緒に ステキな学校を作りましょう!
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