金融(経済)教育

今日は大納会の日ですから、金融(経済)教育について少し…

いよいよ、2021年度4月より、高校生には金融商品、資産形成の内容が金融(経済)教育としてスタートしています。

年齢的には、高校生では遅いだろ~と思いますが、ようやく高校生からでも金融(経済)教育がスタートできることは、一つの前進だと思います。

上の日本経済新聞の記事にもあるように、何しろ日本人の年収はずっとこの30年横ばいのようですし、下のグラフ(上の記事の一番上のグラフの拡大)を見ると、日本の年収水準はOECD平均にもいかないことがよく分かります。

いつの間に、このように日本人は相対的に貧しくなっていたのか?!

みんなで一緒に貧しくなっているので、気が付かないこともあるのでしょうが、マスコミでもあまり大きな話題にされないことに危機感を感じます。

こうした統計的な事実を元にすると、本当に酷い状況が生まれつつあるということで、ようやく文科省も動き出したということでしょう。

「衣食足りて礼節を知る」とも言いますから、貧困な状況が生まれるとそれに比例して道徳的な指導も難しくなっていくことが、予測されます。

公立学校の教員をしていると、現代では余程の浪費家であるか、大きなアクシデントに見舞われない限り、お金の不安なく過ごせるでしょう。

だからと言って、我々教員が金融(経済)に無頓着では、子どもたちの金融(経済)に関するリテラシーは向上しません。

これまでの日本人に意識として、金銭教育はなるべく各家庭でお任せしたいところがあるとは思いますが、そうこうしているうちにもう一世代遅れますから、取り返しのつかないことになるかもしれません。

我々が率先して金融(経済)にも関心を持って、少しでも学んで、厳しくなる世の中を逞しく生きていけるように目の前の子どもたちに伝えていきましょう。

笑顔で 元気に 逞しく!

みんなで一緒に すてきなクラスを作りましょう!

それでは、良いお年をお迎えください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました