「ユニバーサルデザイン教育」に向かって進んでいます。

某先生のご質問から

講義を聞いて少し元気になれました。私は元々目つきが怖いので、身ぶり、手ぶり、言葉の使い方で、子どもたちを笑わせられたらなと考えられました。質問ですが、コロナ禍で子どもたちの活動に制限がかかっていますが、学級でどういった活動をすれば、より子どもたちの笑顔を引き出すことができますか?

これも、面白いご質問です。

まずは、少しでも元気になっていただけたのなら、有難いことです。(笑)

「私は元々目つきが怖い…」と書いておられるので、ご質問された先生の「メタ認知」はバッチリですから、きっと自己改善されることだろうと思います。

さて、このコロナ禍において、子どもたちも先生方もマスクで顔をほとんど隠してしまっていますから、お互いにコミュニケーションの手段としての表情が読み取れない中ですが、マスクをしても目だけは見えていますので、目つきが怖いと余計に不利です。

したがって、「身ぶり、手ぶり(ここまで視覚支援)、言葉の使い方(聴覚支援)をブラッシュアップしてほしい。」という私の願いを、しっかりと受け止めていただいたようでうれしいです。

先生や保護者の皆さんが不機嫌で、眉間に皺を寄せて過ごされていると、子どもたちは気を遣いますから安心して過ごすことができません。

一方、先生や保護者の皆さんが明るく楽しく過ごしてくれていることは、子どもたちにとって「安全・安心」ですから、そのことだけでも子どもたちに親切な指導をしていることになります。

さて、「活動の制限がかかっている中で、どのような活動をすれば良いのか」というご質問ですが…結論から言うと、まずは「授業から」ですね。

国語の授業をどうやって面白くするか?!算数の授業をどうやって面白くするか?!等々

子どもたちと過ごしている時間において、一番比重が高いのが授業の時間ですから、この毎日行っている授業が楽しいか?!面白いか?!

そもそも、「ユニバーサルデザイン教育とは、子どもたち皆に親切にすること」だと捉えていますから、つまらない学習内容をそのままつまらなく教えることほど、不親切はないからです。

この「教材研究」は、本来教師の仕事の上で最も負担が大きいかもしれません。

その「教材研究」を楽しんでやってみる!

つまり、その準備段階の教材研究」そのものを楽しめるのかどうか

どうやって日々の授業を面白くしようかと考える姿勢そのものが、「ユニバーサルデザイン教育」に向かって進んでいるんだと思います。

笑顔で 元気に 逞しく!

みんなで一緒にステキなクラスをつくりましょう!

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