とある特別支援学級を訪問した時です。
いつも教室でやっておられる体操が始まりました。
体操は、体幹や目の動き、ボディーイメージなどを意識した充実した内容でした。
体操の途中、担任の先生が2年生のAくんの手の位置を直したり、補助したりしようとするとAくんは「やめて!」と振り払うのです。
放課後の相談の時、
「いつもはあんな事ないんですが…」と担任の先生は恐縮して仰るので、
「先生、あの姿はAくんの成長じゃないですか。すごいですね。」と返答しました。
Aくんは、校長先生、教頭先生と知らないおっちゃん(私)の3人が入ってきたので、いつもなら先生に甘えて補助してもらっていることが、何だか恥ずかしいと思えたのかもしれません。
だとすれば、これっていつもとは何だか違う状況の中で、自分を客観視したことになります。
自閉圏の子どもたちにとって、その場の空気を読むこと、そして人に関心を持ち自分との関わりを意識することは大きな課題ですから、Aくんはすごい成長をしているということになります。
先生方の地道な取り組みで、日々子どもたちは成長していきますが、意外なところで成長を見せてくれる子どもたちってやはりすごいですね。
それではまた!
笑顔で 元気に 逞しく!
みんなで一緒に ステキなクラスをつくりましょう!
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