過日の教室巡回訪問でのことです。
2年生のクラスの、音楽室での授業が終了しました。
子どもたちは並んで、自分たちの教室に戻るようなのですが…少し手間取っていました。
その時、担任の先生がちょっとイライラした声で子どもたちにこう言いました。
「早く並びなさい。ドッジボールの時間がなくなるで…」
「惜しいなぁ、まさに今この瞬間なんだけど…」と思いました。
「〇〇!早く並べ!(怒)」ではなかったので、完全な×ではないのですが…▲です。
プロフェッショナルな教師としては、
「〇〇さんや△△さん、早く並んで待ってくれてありがとう。もう少し待ってね。」とか、せめて
「みんな!楽しみにしているドッジボールが待ってるよ~♪」くらいの言葉かけができると良いですね。
担任の先生は、全く気が付いていないようでしたが、こんな些細なことの日々の繰り返しが、クラスをつくっているのです。
これは、特別支援の知見での子ども理解する以前の私たち教師自身の課題でもあります。
何かと言うと、教師としての基本的な「心構え」「視点のあり方」に関わる課題だからです。
子どもたちを「ちゃんとさせなければならない」ということが最優先になってしまう「ちゃんと病」にかかっていると、ついつい言葉の端々にイライラが入ってきたり、皮肉っぽいニュアンスが伺えたりしてしまうものです。
何としてでも
「子どもたちの良いところを見つけよう!」
「子どもたちに温かい良い言葉をかけよう!」
というような意識を強く持って実践し続けないと、「プラスの言葉かけ」はできるようにはならないものです。
但し、これは歯を食いしばってする努力ではないのです。
健康な脳の危機管理の仕組みに逆らい続けて、何度も何度も失敗して失敗して、その失敗を楽しみながら、スキルとして獲得しましょう。
とにかく顔晴りがいがある、大切な課題です。
力みをとって、トライしていきましょう!
それでは、また!
笑顔で 元気に 逞しく!
みんなで、ステキなクラスをつくりましょう!
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