「予算(お金)は出さないが、結果を出せ!」

先日に続き、「仕事とキャリア形成Ⅰ」での、学生への問いです。

Q.日本は教育熱心な国で、教育予算も潤沢です。これは思い込みですか?事実ですか?

数値で見ると…

OECD加盟国でのその国のGDPに対する教育機関への公的支出割合

①ノルウェー 6.3% ②フィンランド 5.6% ③アイスランド 5.5% ④ベルギー 5.4% ⑤スウェーデン 5.0%…

…⑮OECD加盟国平均 4.2%…⑱アメリカ 4.1% ⑲EU22平均4 4.0% …最下位:日本 2.9%

のようになります。

学生たちも何となく気がついていたようですが、実際に数値で見ると見事「最下位!」には、正直驚いたようです。

ODCDの「学力調査」の結果の方には、学習時間の増加など、結構学習指導要領に反映されるようですが、こちらの方はあまり話題にされることは少ないように思われます。

日本人そのものは教育熱心だと思いますが…現在我が国は予算面から見ると極めて残念だ!と言わざるを得ません。

「予算(お金)は出さないが、結果を出せ!」とは、まるでどこかのブラック企業のようにも見えます。

このような予算の使い方の状況ですから、コロナ下においてIT教育への対応の遅れが発現したり、ようやく子どもの1学級の人数が35人学級の方向へ動きはじめたりというのも納得できるところです。

政治が悪いとか言うつもりは、ありません。(もう、言うてる?<(_ _)>)

誰かのせいにすると、考える必要が無くなり、結果として人は動けなくなります。

そうではなくて、現実を知ってその上で、我々教師一人ひとりが子どもたちのために、何ができるかを考えて自分のできることを淡々とやっていきたいものです。

目の前の子どもたちの成長は待ったなし!ですから、これからも「知恵」を出し合っていきましょう!

それでは、また!

笑顔で 元気に 逞しく!

みんなで一緒に、ステキなクラスをつくりましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました