笑顔が大事なのは分かるんですが…①~本当の教育場面の提供~

ある6年生担任の男性の先生からの質問(?)です。

『笑顔が大事なのは、分かるんですが…そうは言っても上手くいかないこともあって…この間の6時間目だったんですが、普段から多動気味の女の子がクラスにいて、私がちょっと用事で一度職員室に降りて教室に戻っていくと、その子がキャスターの付いた私の椅子に乗って、クルクル回転しながら廊下で遊んでいたんです。6時間目で疲れもあったのか思わず「何、調子に乗ってるんや!」と怒ってしまって…しまった!とは思って反省したのですが、こう言う時ってどうしたらいいのか…先生にもこんなことってあるんですか?』

ありますとも、ありますとも、車で通勤している時なんて、帰宅時の車中はその日の反省ばかりが頭の中をグルグル回るという、日々一人大反省会をしていたくらいです。

「今回、その叱ってしまった後はどうしましたか?」と尋ねました。

放課後、その子を呼んで「ついつい先生もイライラして大きな声を出して、怒ってしまってゴメンね。」と謝ったそうです。

なるほど、今回道徳的に先生は間違ってはいませんが、感情的になって大きな声を出したことをすぐに謝ったことは、とても良いですよね。

真面目過ぎる先生方は、自分が正しいとついつい「何で自分が謝らないといけないんだ!」みたいな子ども染みた気持ちになりがちですから気をつけたいところです。

できればこういう時、子どもたち全体の前で謝った方が良いですね。

先生がクラス全体に謝ることで、決して面目がつぶれたりしません。

その逆に先生だって失敗すること、さらに先生だって失敗したらきちんと謝罪することなどを子どもたちは、学びとることができます。

道徳の教科書の読み物教材ではなく、実際の出来事ですからその臨場感は半端ないはず、つまり本当の教育場面が提供できたことになります。

転んでもただは起きぬ!

それでは、続きはまた!

笑顔で 元気に 逞しく!

みんなで一緒に、ステキなクラスをつくりましょう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました