過日、教室巡回指導をさせていただいていた小学校では、6つのクラスを廻らせていただきました。
その半分の三つのクラスに、私が「4の字座り」と名付けている座り方をしている子どもたちががんばってました。
巡回指導をしていると大体どこの学校でも一人は見かけるのですが、「予想通りここは多いなぁ。」と思って見ていました。
下の写真の男の子は、右足を椅子の上に載せて、その足の上に座っています。
大昔、デストロイヤーというプロレスラーがいたのですが(懐かしいなぁ…)「4の字固め」という必殺技があってその時の足の形に似ているのでそう名付けてみました。
先生方は、「『姿勢が悪い!』と叱ったりせずに『あ~し』とその子どもの近くで囁いたり、クラス全体に両足の裏を床につけて座るように指示を出したりしているのですが、なかなか直りません。」とのことでした。
そうなんですよね。きっとそう簡単には直らないんです。
なぜなら、多動傾向ある子どもたちが何故か立ち歩いたり動いたりしてしまう自分の体を、何とか椅子に座らせておくために自らの体重で片方の足を抑え込んで固定するという、苦労の末に(?)自ら編み出した、まさに座っておくための「必殺技」だと考えているからです。
この小学校でも、「四の字座り」の子どもたちと、教室の掲示物とを照らし合わせると、見事に多動の傾向が出ている子どもたちでした。
担任の先生方がこのような理解を深めてくれると「この子、何度注意しても直らんなぁ」ではなく、「この子、健気に座ってくれてるんや、ありがとう」と思えるようになります。
必然的に、我々の目線は優しくなります!
学び続けましょう!
それでは、また!
笑顔で 元気に 逞しく!
みんなで一緒に、ステキなクラスをつくりましょう!
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