ご質問の三つ目です。
Q.初日が忙しくて時間があまりとれない場合、担任としての「方針」を述べるのと「自己紹介」をするのとはどちらを優先させると良いのでしょうか?
これも、良い質問だと思います。
私は、クラスの担任としての「方針」を明確に示すことこそが最も大切な「自己紹介」だと考えています。
ですから私であれば、子どもたちに話をする時間が10分しかなければ10分で、5分しかなければその5分の中で絶対に「方針」を子どもたちに示します。
子どもたちが乗り込んだ船が、どこにどのようにして進んでいくのかが分からないまま出発しては混乱を招くだけです。
子どもたちの担任は誰になったのかを気にしている保護者の皆さんにとっても、何だか分からない担任よりも、学級通信などで担任が何を考えどのようにして学級経営をしようとしているのかが分かる方が、極めて親切です。
研修では、「方針」の三つのチェックポイントを示しました。その内の一つ、自分も子どもたちも諳んじて言えるような分かり易い「方針」であれば、時間もそれほどかからないのかもしれませんね。
皮肉なもので、一年で一番忙しい年度末から年度初めにかけてに、一年で一番大切な「初めの三日間」の準備を周到にしなければならないのですから、まるで試されているようでもあります。
でも、考えようによっては、毎年新たな子どもたちとの出会いがあるなんて、やっぱり幸せな仕事だと思うのですが…
それでは、また!
笑顔で 元気に 逞しく!
みんなで一緒に、ステキなクラスをつくりましょう!
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