3/27のエイチエス出版さんの研修から②~「戦術」と「戦略」~

研修後にエイチエス出版の斉藤専務さんが、気を遣って「質問コーナー」を設けてくださるので、これがまた私にとっては、有難い学びになります。

その際には、私なりの回答はしたのですが、時間のこともあり説明しきれなかったこともあるので、ブログを借りていくつかの補足をしておきます。

Q.前年度、機能していなかったクラスへの対処はどのようにすべきか?

今回の研修のテーマである「黄金の三日間」の過ごし方がまさに、超重要な子どもたちとの関わり方のスタートになります。

「他人行儀」を利用するという大前提の元、出席の取り方、プリントを配るときの指導、初日の帰らせ方等々、実に微細な細かいことをお話させていただきました。

これは、シンプルに「戦術」的な話になります。

只、この機能していなかったクラスの子どもたちが進級したとして、「クラス替えがあったのか、なかったのか」は大きな要素になります。

クラス替えがなかったのであれば、前年度機能していなかったクラスの担任をそのままにすることは考えられませんから、子どもたちのメンバーは同じで、担任というボスだけが変わったということになります。

新担任にとっては、非常に大きなハンデを背負ったスタートですから、相当な準備と覚悟を持って、この最初の三日間(特に初日)に挑む必要があります

それでは、「戦略」的な話はどうなのかと言うと…

例えば、「クラス替え」において、少人数のためクラス替えができなかったのであれば仕方が無いのですが、2クラス以上でクラス替えができるにも関わらず、これまで通りの慣習でクラス替えをしなかったとすれば、明らかに大きな「戦略」のミスです。

子どもたち一人ひとりであれば、暴れたり暴言を吐いたりしないのに、そのクラスに入ったら、これまで作ってしまった自分のキャラクターを演じなければなりませんから、担任も含めてメンバーを変えてあげた方が子どもたちも助かるのです。

この辺りの集団形成における心理について理解し、俯瞰した「戦略」を立てるのは、管理職の仕事になります。

直接子どもたちを担任していないという「管理職」の良さをこのような時にこそ、発揮しなければなりません。

明日の4月1日は、新年度第1回の職員会議で、学年配当があり新担任も決まるでしょう。

校長・教頭の「戦略」が垣間見える日となります。

それでは、続きはまた!

笑顔で 元気に 逞しく!

みんなで一緒に、ステキなクラスをつくりましょう!

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