面接試験での勘違い~回答の内容よりもどんな人物かを知りたい~

本学には、センタープログラムという時間があって、本来の講義ではなく、学生の成長のために我々の持っているスキルを提供しているのですが、私は教育学部なので、教員採用試験対策として「面接総合」という、面接や模擬授業、ロールプレイなどを指導する時間にしています。

現在は、zoomで実施していますので、対面でのロールプレイは難しいため、面接や模擬授業のコツなどを中心に指導しています。

さて、面接で様々な指導を受けていて、問われたことに対して「上手く喋れなくて…」と悩んでいる学生がいます。

確かに、「昨日何を食べましたか?」と聞かれて「相撲よりも野球が好きです!」と返答するようでは「ちょっと何言ってんだこいつ」となりますから、問題外です。

それでは、ステーキを食べた人が合格で、ラーメンは不合格か、ということでもありません。

なぜなら、質問内容が正解の無い問いであったり、教育界が積年の課題として解決できていない「いじめないクラスをどのように作りますか?」などの問いであったりするからです。

つまり、余程的外れな回答をすることでなければ、立派な内容を喋れなくても大丈夫なのです。

むしろ、現場経験の無い学生がいじめの解決策について述べても極端な話、「やれるもんならやってみな!」となってしまいます。

ですから、面接する側は色々な設問をしながらその回答の内容よりも『どんな人物かを知りたい』のです。

特に、学校の先生は子どもたちの前に立って指導をする立場になりますから、どんな人物かが分からなければ、恐ろしくて採用できないのです。

ですから、自分の特性を知ってその良いところが表現できるように話す、自分らしい「話し方」や「表現」がとても大切なのです。

自分の良さを信じて、前進しましょう!

それでは、また!

笑顔で 元気に 逞しく!

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