(…続きです。)
そして、「真面目にがんばっている周りの子どもたちを守るため」とのことですが、力や圧で抑え込もうとすると、長い目で見るとおそらく真逆の結果になるでしょう。
周りの真面目にがんばっている子どもたちも、教師の叱る言葉、お説教などを聞かされ続けるとその負のエネルギーにやられて、だんだん精気を失っていくかもしれません。
本当に大切なのはその「足並みの内容(中身)」です。
ですから、困っている子どもたちに説教や注意をする前に、『まず最初に真面目にがんばっている子どもたちに目を向けて、その姿に共感して、感謝して、褒めることからはじめるよう、学年の先生方に提案したらどうですか』とアドバイスしました。
それを理解してもらうのは、なかなか難しいという表情をされていましたが、もし一人でも賛同してくれたら大したものです。
賛同してくれなくても、一石を投じた意味はあります。
「不適切な行動をしている子どもたちを叱ってちゃんとさせなくては!」に意識があると、自ずと怖い顔になります。
「まずは、がんばっている子どもたちに共感して、感謝して、褒めよう!」を意識すると、や
はり自ずと穏やかな顔になります。(だから、『笑育』なんです。)
立ち歩いている子どもたちがいる中でも、きちんと自己コントロールして座って学ぼうとしている子どもたちって健気だし、ステキだし、協調性の高い、教師にとっては本当に有難い子どもたちです。
いやいやそんなの当たり前と考えていると、先生方が守りたいと思っている子どもたちは、何を評価されるでもなく、感謝されるでもなく、スルーされていきます。
「真面目にがんばっていても、何も評価されることが無い!」で、本当にその子たちを守れるのでしょうか?!
まだまだ、学校現場で『インクルーシブな教育観』を共有するには時間がかかりそうですが、理解した人から顔晴り始めましょう。
それではまた!
笑顔で 元気に 逞しく!
みんなで一緒に ステキなクラスをつくりましょう!
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