ある教頭研修会の後、某小学校の教頭先生から以下の相談を受けました。
本校のベテランの男の先生なのですが…
「自分は昭和でいきます!ダメなものはダメと言いますし、立ち歩きや私語も許しません!」と保護者にも宣言し、その厳しさに子どもたちが怖がって保護者から管理職に相談が日々入っていまして…その先生に特別支援的な視点での子どもたちの困っている点や、力による抑圧的な指導では子どもたちが萎縮してしまうことを説明しても頑として聞き入れないのです。
どのようにしていけば良いでしょうか?
あれまぁ。まだ、こちらにもまだ居られましたか?!
教頭先生、残念ながら「人に人は変えられない」ので、例えどんな優秀な管理職であってもその先生を変えることはできません。
でも、例え変えられなくても、例え一方通行に思えても、説明や情報提供、話し合いは根気強く続けなければならないのです。
それが管理職の仕事ですし、何かの拍子に自分で気づいて、自分で変わっていかれるかもしれないからです。
さて、校長時代に先生方に向けて校長室だよりを書いていましたが、ある一人のガンコな先生については、「多分この人が我々のやっていることを理解してくださるのは、来世かいやその次この世に出てきた時くらいかも…」と(失礼なことを)思って、発信を続けていました。
それが6年程前、某教育委員会との酒席があったとき、その方が別の課であったのにも関わらず、わざわざ会に参加してくれ、私の傍に来て
「あの時先生の仰っていた事が今、わかりました。」
と話してくれたことがありました。
それを聞いて、思わず「うそっ!?」と失言してしまったのですが…<(_ _)>
「わからそうと思わなくても、わかる時にはわかる」ということを教えてくれた貴重な思い出です。
笑顔で 元気に 逞しく!
ステキな学校・学級をつくるため 自分の歩幅で、前進していきましょう!
コメント