続きです。
体をコントロールする神経系統と、物事に集中したり注意を向けたりする神経系統とは概ね同じところを使っていますから、こうして楽しく聴いたり見たりしながら体を動かすことで、子どもたちは鍛えられ、発達につながっていきます。
一方、イントロ部分の太極拳らしいゆっくりした動きは、何を刺激し発達に役立っているのでしょうか?
私たちはついつい、スピードのある動きに目がいきがちですが、人は素早く体を動かしている時に、自分の手の先やつま先がどこにあるのかを意識することは大変です。
冬季オリンピックを見ていると、スキーやスノーボードにおいて空中で縦や横に回転しています。
とんでもなくこれはもの凄い事なんですが、子どもたちの発達という面でみていくと、人はゆっくりした動きの方がボディイメージを感じ易いのです。
ですから、子どもたちには敢えてゆっくりした動きの中でボディイメージを鍛えていきたいものです。
「今日は楽しくどこを鍛えてやろう!」先生方にこのような視点があると、教育・保育の質が変わっていくと思います。
笑顔で 元気に 逞しく!
みんなで一緒に ステキなクラスを作りましょう!
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