<「マスク」の影響②:マスクと「学級づくり」>
学級づくりにおける「マスク」の「黄金の三日間」への影響については、以前に書かせていただきましたが「マスク」の影響はそれだけではありません。
巡回指導に出向いた先の小学校で、こんなことがありました。
特別支援学級の教室に入ると、明るく楽しい音楽をかけて、柔らかいビニルの棒(危険を考慮して)を使って踊っているところでした。
しばらく、教室の後ろから先生と子どもたちが踊っている様子を眺めていたのですが、何だか全然楽しく感じませんでした。
流れている音楽がこんなに軽快で動きも楽しいはずなのに何でだろうか?と思ったのですが、その原因に気が付きました。
「マスク」のせいで、先生の表情も子どもたちの表情も分かり辛く、楽しさが伝わってこないのです。
さて、その学校訪問の次の週のこと、新型コロナウィルスの影響で夜間講座を対面で実施することが難しい時期があったため、ZOOMによる遠隔の講座を大学としては初めて実施する機会がありました。
その際、ある小学校の先生から「子どもたちがマスクをしているので、表情が分かりにくくて困っています。どのようにしていけば良いでしょうか。」という質問がありました。
やはり、「マスク」は重要な「視覚情報」であるお互いの表情を隠してしまうために、お互いの気持ちの伝わり辛さという側面があるのです。
つまり、皮肉なことに「マスク」はウィルスだけではなく、コミュニケーションにおいて最も情報量の多い「視覚情報」の中の表情までもを、 ブロックしてしまっているのです。
それでは、続きはまた!
笑顔で 元気に 逞しく!
みんなで、ステキなクラスをつくりましょう!
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