「やらなければならない」学習においては、子どもたち一人ひとりの学びのペースが違う、さらに子どもたち一人ひとりが「やりたい」学習においては、それぞれの「課題」や「内容」まで違っていることをイメージすると…
子どもたちに教える教師(Teacher)としての、明治~昭和・平成の教師のイメージのままでいると「こんなのどうしたらいいんだ!?」と悩んだり困ったりして、思考停止になるかもしれません。
実際にこれまで、「生活科」が導入されたとき「教科書も無いのにどうやって教えるの?!」とパニックなっていた当時の先生方の姿や、「総合的な学習」導入時の戸惑いなど、一方的に教える講義型の授業イメージからの脱却には相当抵抗があるように思います。
子どもたち一人ひとりの学びの「ペース」も「課題」や「内容」も違うのですから、みんなで同じ課題を同じペースで学習するこれまでの学習形態の方が本来無理があるのです。
その子どもたち一人ひとりが主体的に学びたい課題(横軸)と、これまでの国語、算数、理科、社会といった既成の教科(縦軸)との接点を見つけたり、調べ方をアドバイスしたり、似たような研究をしている友だちや研究者を紹介したり等々、コーディネーター(Coordinator)やコーチャー(Coacher)やコミュニケーター(Communicator)といった、「三つのC」の役割を果たす「先生」になる必要があると考えています。
教育DX(デジタルトランスフォーメーション)に進むためには、我々大人の方が明治時代に学制が敷かれてから面々と続く、一斉に一方向的な授業形態から、トランスフォーメーションできなければ、厳しいでしょう。
これらの話を後輩の校長先生にしたところ、
「昭和頭のぼくにはとてもついていけません!」と言われたので、
「あなたよりぼくの方が、10歳年上ですよ。(笑)」と返答しておきました。
笑顔で 元気に 逞しく!
ステキな学校・学級をつくるために 自分の歩幅で、前進していきましょう!
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