教育実習に向けて、『教育実習事前・事後指導』という科目があり、主に3年生が受講しています。
学生も「上手く授業がやれるだろうか?」「子どもたちと上手くコミュニケーションがとれるだろうか?」など教育実習に対する不安は大きいようです。
実際に教育実習で一番苦労するのは「指導案」作成で、勿論この教育実習事前・事後指導でも、「指導案」の書き方の基本について学習していきます。
しかしながら、指導案に記述していく「教材観」や「指導観」についても、目の前の子どもたちの実態という「児童観」がベースになりますから、講義・演習としての教育実習事前・事後指導では、あくまでもお試しに過ぎません。
おそらく、生まれて初めてスノーボードにトライするけれど、一応ビデオで見ましたが実際には滑ったことはありませんという状態に近いのだろうと思います。
ですから、指導案作成も、その指導案を使った授業そのものも、「上手くいかないのが当たり前」という感覚で、開き直ってチャレンジするしかないのです。
なぜ、授業の展開が想定通りいかないのか?
なぜ、授業の山場と考えていたところで、盛り上がらなかったのか?
発問は、板書は、机間指導は…あれで良かったのか?等々
上のような「上手くいかない」中にこそ、学生にとっても貴重な学びが隠れています。
実習中には雲の上の存在に見える先生方も、みんな学生時代には教育実習を経て、初任者で右も左も分からないの時代を乗り越えて、成長してきています。
学生たちにはどんどんチャレンジして、成長してほしいと願います。
笑顔で 元気に 逞しく!
みんなで一緒に ステキなクラスをつくりましょう!
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