日本では再度緊急事態宣言が出され、米国では連邦議会議事堂にトランプ大統領の支持者が乱入する事態が発生する中で、株価は上昇しているようです。
各国がコロナウィルス対策でお金をばら撒いて、その余ったお金が株などに流れ込んでいるとか言われても、金融リテラシーの低い私には、実はさっぱりわかりません。<(_ _)>
私が小学校で勤務させていただく中で、子どもたちにきちんと伝えきれなかったなぁと思うことの一つに「お金」(経済)のことがあります。
担任時代は、子どもたちのお小遣いの使い方とか、6年生の社会科で「納税教育」を少しやったくらいで、まともなお金の教育ができたという自覚はありません。(反省<(_ _)>)
恥ずかしながら、子どもたちに何かを教えようにも、自分自身の知見や経験が足りなさ過ぎて出てこなかったのです。
裏を返せば、お金の心配をすることなく、学級づくりや授業のことを学べる安定した経済基盤が公立学校の教員にはあったということでもあります。(ありがたやありがたやm(__)m)
さて、下の全労連が作成したグラフを見れば、日本人の豊かさを語るうえで、「中産階級の没落」とか、「貧富の格差拡大」とかと言われるのもわかるような気がします。
すべての国と比較しているわけでは無く、限定された比較ではありますが、日本の数値を見ると「失われた20年」という言葉が見事に現れているかと思います。
これでは、若い人の車離れとか言われますが、様々な安全装置がついて高くなった車は買えないのも当たり前ですね。
さて実際、歴史的に見ても日本では学校において、お金の教育をほとんどやってきていません。
学生に訊ねても、「お金のことは親からの躾の延長で学んだぐらいです。」という返答が返ってきます。
現場の先生方も、同じような教育を受けてきていますから、概ね金融リテラシーがさほど高くない人たちの集まりだと思われます。ですから、子どもたちに伝えようも無いということだと思います。
それではまずいと思いますので、将来子どもたちの前に立つことになる学生の金融リテラシーを少しでも高めるために、仕事とキャリア形成の講義などでゲストティーチャーの方々に「お金」のお話もしていただいています。
さらに、2年前に仕事とキャリア形成の講義に使えるものはないかと、ネットで検索している時に出会ったYouTubeの「両学長のリベラルアーツ大学」を見るように学生に進めています。https://www.youtube.com/channel/UC67Wr_9pA4I0glIxDt_Cpyw
教師の中に無いものは、子どもたちに提供することはできません。
教師の力は総合力ですから、食わず嫌いはやめて、我々こそが様々な学びにこれからもチャレンジしましょう!
それでは、続きはまた!
笑顔で 元気に 逞しく!
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