現在、教員採用試験が続いています。
ある学生から「先生、友だちから聞いたんですが、〇〇市は志望動機を厳しく突っ込まれるらしいです。どうしたら…」と相談がありました。
もちろん、それぞれの市や県が大切にしている教育目標や方針を理解することは大切ですが、この場合作り込むことよりも、正直に素直にしゃべることの方が大切です。
実は、この質問が来た時点で、すでに教員採用試験の面接の大事なポイントから外れ始めているんです。
周囲の噂話から、「面接官というのは自分に鋭い質問をして、粗探しをしてくる怖い存在だ」と捉えてしまっているからです。
このような捉え方をしてしまうと面接官の方も、自分のことを恐れたり疑ったりしている受験者に対して何か違和感を感じるものです。
何しろ脳の危機管理の仕組みは手強いですからね。
つまり、採用試験の面接の一番のコツは、面接官のことを自分を落とす怖い人ではなく、自分のためにわざわざ時間を割いて面接をしてくれる良い人、有難い人だと言い聞かせて面接室のドアをノックすることです。
ただでさえ緊張するのですから、良い人に会えると思うことで、多少なりともこわばった表情も柔らかくなるかもしれません。
誰でも面接されるって気持ちの良いものではありません。しかし、面接をする方も(少なくとも私の場合は)気遣いが多くヘトヘトに疲れるものでした。
お互い様ですから、自分も面接官も信じて顔晴りましょう!
それでは、また!
笑顔で 元気に 逞しく!
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