今日は兵庫県の北部T市で、ベテランの1年生担任:K先生(女性)の国語の授業を参観させていただきました。
黒板に掲示した「あ、い、う、え、お」の五つの言葉が含まれた文章を、何度も何度も子どもたちに暗唱させるのですが、さすがベテラン、次々と技が繰り出されるので、子どもたちが飽きないのです。
一つは、「表現」の工夫でした。
「怒ったように読んでごらん。」
赤ちゃんが寝ています。「ささやくように読んでごらん。」
次は、「手拍子とリズム」の工夫です。
先生の手拍子で、リズムに乗って立ち上がって散歩しながら読みます。
次に、「あ、い、う、え、お」の言葉の内から自分でどれかを選んで、立ち上がって読みます。
基本的に低学年の子どもたちは、多動が体に残っているので、このように「動かしてあげるから座れる」のです。
座らせてから、授業をしようというのは、そもそも順番が違っています。
さらに、「あ、い、う、え、お」の五つの言葉の内から、一つ選んで次は二つ、ではこんどは三つと「変化のある繰り返し」をふまえた指示が次々と繰り出されます。
このように、K先生は引き出しが多くて、たくさんの技がどんどん出てきます。まさに技のデパートです。
こういう授業を見せていただけるって、若い先生方にとっては本当に幸せなことです。
それでは、また!
笑顔で 元気に 逞しく!
みんなで一緒に、ステキなクラスをつくりましょう!
コメント