子どもたちから「何であの子だけ、ええのん?(許されるの?)」
大人からは「子どもたちを甘やかしているのと違うのか?」
この二つのセリフを乗り越えて、「合理的配慮」を進めていくにはどうしたら良いのでしょうか?!
そのために、忘れてはならない大切なことがあります。
それは、子どもたちの理解は、困っているところを表出している子どもだけではなく、「周りの子どもたちもすべて」ということです。
問題や課題が表出しておらず大きく目立つことが無いがために、特別な配慮を要しないまでも、困っている子どもたちはどこのクラスにも居るのです。
そういう子どもたちは実はとてもがんばっているのに、認めてもらえるわけでもなく、励ましてもらうこともなく、当たり前だからとスルーされ続けているのです。
もし今後、子どもたちから「何であの子だけ、ええのん?(許されるの?)」と言われたら、「えこひいきするなよ!」ではなく、「俺たち(私たち)のこともしっかりみてよ!」と言われているんだと解釈しましょう。
私たち教師は、子どもたちが困っているということを知ったら、何とかして助けよう関わろうとする人たちの集まりであるはずです。
しかしながら「発達障害の子どもたちの困っているところは見えにくい」という特徴があります。
ですから、子どもたちの特性や自分の特性を認知レベルまで理解するために学び続けて、少しずつでもインクルーシブ教育に近づいていきましょう。
それでは、続きはまた!
笑顔で 元気に 逞しく!
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