先生方の研修後の感想から①<熱心であるがために…危険度は高い>

過日、校内研修でお話をさせていただいた中学校の校長先生のお悩みは「生徒になめられたらいけないと思うのか、若い先生方の口調が威圧的であらい感じがして困っている。」ということでした。

さて原則、講演や研修の後に短い感想を書いていただくようにしています。

その中から…今回はこの某中学校での研修後の感想をご紹介します。

「笑顔」について、よく考えることができたと思います。朝一、教室に入るときにどのような顔をしているか、とても気になりました。見直していきたいです。一日の始まりを、教師と生徒がお互いに気持ちよくスタートできるようにします。また、言葉かけ一つで、生徒との関係性がかわってくることも改めて学びました。ついつい強い口調で、語気が強いので早速話し方を変えてみます。子どもたちの反応がかわってくるように感じました。恥ずかしながら、なかなか感情のコントロールができないので、まずは表情や言葉かけを工夫することから始めていきます。先生の「このような感じになっていませんか?」の問いかけにほとんどあてはまるので、自分自身を見直し、改善できることは改善していきたいです。自分自身を見つめるよい機会となりました。ありがとうございました。(原文のまま、女性のN先生)

講演形式の研修でしたから、直接この先生とお話したわけではありませんが、なかなか熱量の高い熱心な先生なのだろうと推察します。

先生に教育への情熱があって熱心であるがために、いっそう子どもたちに感情を爆発させる危険度は高いのです。

自動車と同じでパワーがある分、衝突した時のケガも大きいという感じになりますから、他の人よりもより性能の良いブレーキ装置やハンドリングが要求されるのです。

ですから、この先生のように「メタ認知」を機能させていただいて、気づきが生まれているとすれば、本当に有難いです。

只、そう簡単にはいかないことは、覚悟しておいた方が良いです。

これまでの負の蓄積があればあるほど、「笑顔」にトライしてもはね返されますから、何度でもできるまでチャレンジし続けることです。

あきらめなければ、必ず「笑顔」満開の「煮ても焼いても食えぬ」ステキな(?)先生になっていかれます。

それでは、また!

笑顔で 元気に 逞しく!

みんなで一緒に、ステキなクラスをつくりましょう!

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