スキルアップにつながる土台作り

一昨日は、オープンキャンパスでのミニ講義でした。

僅か30分ですが、「本学の強みである特別支援教育に関わる専門性の高い教員が揃っているという特色を生かして、誠実に学んでいただければ、学級経営のスキルアップにつながる土台が出来上がりますよ。」というところを事例を挙げて講義をさせていただきました。

なぜ、スキルアップそのものではなく、スキルアップにつながる土台なのかというと、知識として知っているだけでは、実際にできるようにはならないものだからです。

実際にやってみて、失敗したり意図せぬ方向に行ってしまったりして、子どもたちの反応を謙虚に受け止めて試行錯誤しないと本当の地力にはならないからです。

その一方、やはり知識として知っておくことも大切なのです。稀に知らないでもできちゃったりすることがあるのですが、それを世間ではマグレと言います。マグレは再現性や継続性が無いので結局、地力として身についている訳ではないのです。

現職教員となった卒業生からよく聞く言葉に「先生が言ってたアレ、出てきたで~」があります。知らないと人はパニックになったり、その逆に見過ごしてしまったりすることがあるのですが、知っていたので安心できますし、「あっ、先生が言ってたのはこれか!?」と気づくこともできたのです。

有難いことに、高校生も保護者同伴でとても熱心に聞いてくれました。

ご縁があって一緒に学べると嬉しいのですが、ご縁が無くても子どもたちを理解するという内容の中に、これまでの学習面、生活面、家庭背景などに加えて、今後は子どもたち一人ひとりの認知特性を理解するという一面を、必ず学んでから教師の仕事にのぞんでほしいのです。

本当にやりがいのある仕事だと思いますよ。

それでは、また!

笑顔で 元気に 逞しく!

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