さて、女子生徒のBさんの方は一番前の席で、周りの友達と何かを喋りながら楽しそうに学習に取り組んでいます。
教室に居る間、Bさんは常にどこかが動いていて、(しゃべっているか、足が動いているか、手が動いているか、体が動いているか…)止まる状態ではありませんでした。
その様子から相当な多動傾向にあることは、見て取れました。
担任の先生が仰るには、Bさんのお母さんがとても気さくな方で、時折学校に来られた際にもよくおしゃべりをされて、学校にも協力的でBさん本人とそっくりなのだそうです。
推測ですが、Bさんにとって周囲は「自分の味方」であって、安心できる仲間のような存在として見えているということです。
この二人が成育歴の中でつくってきた違いはとても大きいものです。
周りの大人がこの二人をそれぞれどのように意味づけて(理解して)関わってきたのか?!
周りの大人がその子どもと一緒にどんな『意味づけ』した世界を見ていたのか?(経験)
これらのことを考えると、教師の一人ひとりの子どもに対する理解は、温かいものであってほしいですし、教師のものの見方は、子どもたちにとって世間をどのように見ているのかの貴重なモデリングとなるのだという強い自覚が必要だと考えています。
それでは、続きはまた!
笑顔で 元気に 逞しく!
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