それでは、補助についてくれている方々の「本来の仕事」とは何か?
それは、コントロールのきかない子どもたちを無理やり集団に連れ戻すことではなく、「子どもたちが自己コントロールできるように成長のサポートをすること」 です。
まだ十分に自己コントロールのきかない子どもたちを無理やり連れ戻しても、(それをやらないと、ほったらかしにしてサボっているのでは?と思われたくない気持ちはわかります。)子どもたちの成長にはつながらないのです。
それではどうすれば良いのでしょうか?
その回数や距離感などはまさにアドリブの世界なので、
原則の第一は「自由にさせても眼は離さない!」になります。
そして第二に「I(アイ)メッセージを心掛け声をかける」
そして第三に「望ましい行動に注目して共感する!」(褒めるでありません)です。
もう少し、具体的に…
・集団から離れても、まずは見守る。(叱って不都合な行動を強化しない!)
・I(アイ:私は)メッセージで声を掛ける。(目は離さないで見守る!)
「(YOU:あなた)早く戻りなさい!」は×
「(I:私は)早く戻ってくれたら嬉しいわ~」〇
・もし(偶然であっても)戻ってきたら、超喜ぶ!(共感的メッセ―ジで良い行動を強化する)
「お帰り~。戻ってきてくれて先生嬉しいわ~。」(褒めても良いが、褒めても叱っても上から目線になるので要注意)
これらの原則は、悪い所がついつい目についてしまう脳が健康な先生方には、「こんなことできるわけないやん!」と言いたくなるほど、もの凄く難易度の高い取り組みになります。
相手は困っている子どもたちですから、そう簡単ではなくこちらのより高い指導力が必要になることは、ご理解いただけると思います。
この原則に沿って、なかなか手強い子どもたちに鍛えてもらうことで、間違いなく指導力がアップしていきます。
それでは、続きはまた!
笑顔で 元気に 逞しく!
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