「学級担任の方針」と「学級のめあて」は別のもの!?

学級担任としての「方針(目標)」と「学級のめあて」は別のモノであることをもう少し詳しく書きます。

確かに、「学級のめあて」は学級会で皆で話し合って決めた方が良いですし、私もそのようにしてきました。(心理的にも、皆で話し合って決めたことは守り易いという側面もあります。)

しかしながら、子どもたちとの出会いの場面で示す「学級担任の方針」と「学級のめあて」とは異なる性質を持っています。

「学級担任の方針」の方は、クラスのたった一人の大人である担任としての「~なクラスにしたい」という願いをベースにつくられた方針です。

そしてそれは、子どもたちの命を預かるという大きな「責任」を伴います。

一方「学級のめあて」は後々学級会などで、子どもたちと一緒に話し合って決めるものです。

最初は忙しいので「方針(目標)」なんで、言わなくても大丈夫などと、呑気なことを考えている間に、「初頭効果」の効く「他人行儀」の時間はあっという間に終わってしまいます。それでは、完全に手遅れです。

そして、この最初の三日間ほどは、多動であったり、衝動性があったりして困っている子どもたちも、「初頭効果」の威力できちんと座っている場合が多いのです。

学級が機能しなくなったクラスの担任の先生も、「最初は、座っていたのですが…」と仰ることが多いです。

「なんや、引継ぎの話と違うじゃないか。ちゃんと座ってるやん。」などと決して油断してはいけません。

方針を示すと同時に、「落ち着いて話を聞いてくれていますね。さすが〇年生ですね。」などとプラスの評価を忘れないようにしたいものです。

では、どのような「方針(目標)」が良いのでしょうか?

次回はその吟味の仕方について考えましょう!

笑顔で 元気に 逞しく!

ステキな学校・学級をつくるため 自分の歩幅で、前進していきましょう!

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