「一本の柿の枝」の教育力!?①

某幼稚園の巡回指導に出向きました。

この幼稚園ではその日、地域の方からまだ枝にたわわについた「柿」をいただいたそうです。

こうして幼稚園の子どもたちを気に掛けてくださる地域の人財が居られることは、本当に有難いです。

さて、年少さん(4歳児)のクラスで、先生がお帰りの時間にその「柿」の枝を子どもたちに見せて、「この柿は、どなたにいただいたんだっけ?」と先生が問うとすぐに「Nさ~ん」と一人の男の子が返答しました。

ちゃんと覚えているんですね。すごいです。

「みんなの人数分あるよ。数えてみようか、イチ、ニイ、サン…良かったね~ちゃ~んと9個あるよ~」(帰りの準備が遅れている子どもたちもいますから、時間調整を兼ねつつ、バッチリ実物での数のお勉強ができました。

次に先生は、「どれくらい重いのか一人ずつ持ってみましょう。」と子どもたちに投げかけました。

いよいよ、Uの字型に並んで座っている一番左端の男の子に、たわわに「柿」のなっている枝を渡しました。

子どもたちの人数分、立派な9個の「柿」がぶら下がっている枝は、やはり年少さんにはかなり重たいようで、まるでウエイトリフティングのバーベルを持ち上げるようにがんばっていました

子どもたちは順番に「柿」の枝を回していたのですが、まだお帰りの準備ができていない友達がいたので、その子を一人とばして次の子どもに回しました。

そのままその次へ回すのかと思ったのですが、その子どもはお帰りの準備が整った友達をちゃんと確認して、柿の枝をそちらに戻して渡したのです。

すごいなぁ、周りを見る力、順番を考える力、これまでの様々な努力の成果で子どもたちは見事に成長してるなぁと感心しました。

さらに興味深かったのは、この後でした。

それでは、続きはまた!

笑顔で 元気に 逞しく!

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