「オレはなぁ、人に恵まれて…」

大先輩のT上先生は、時々私の研究室にコーヒーを飲みに来られます。

仕事の手は止まりますがそんなことには代えられない、大先輩から楽しいお話を聞ける貴重な時間です。

T上先生は、私よりも8歳年上ですから、私が小学校に採用され新卒で右も左も分からない頃、まさに30代で特に体育の研究でバリバリご活躍されていた方です。

これも不思議な縁(流れ)があって、なぜか私も体育部に所属することになったことで、当時のゲームやボール運動の領域で最先端を走っておられたT上先生に、たくさんのご指導をいただきました。

過日、そのT上先生が

「オレはなぁ、なぜか人に恵まれてなぁ…何でかいい出会いをさせてもらってなぁ。ホンマに感謝してんねん…」と何人かのお名前をあげながら、しみじみ嬉しそうに仰るのです。

私には、「それはT上先生がそのように世界を見ているから…必然的にそのような人が集まってきているだけなんですけど…」のように見えます。

何しろT上先生は、人に対する「受容」の幅が広いのです。

努力してそうしておられるのではなく、自ずと人の良い所を見ているように感じるのです。

まさに、「四面楚歌」の真逆で「人類皆兄妹」のような、生き方をされているように見えます。

私よりも8年も先輩なのに、まだまだ溌剌と学生の指導に当たっている姿の秘訣は、そのような生き方の中にあるのかもしれません。

大先輩の「達人のような生き方」は、とても良きお手本になります。

笑顔で 元気に 逞しく!

みんなで一緒に、ステキなクラスをつくりましょう!

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