さて、新任校長として赴任したM小学校で、凄まじく元気な子どもたちと、それに負けないエネルギッシュな素晴らしい先生方そして保護者の方々、さらに私たちを助けてくれた多くの皆さんに出会ってしまったのです。
この時大暴れしてくれた(!?)5年生の子どもたちと、苦しい中でも決して逃げずに、最後は笑顔で立ち向かってくれた先生方は私の大恩人です。
まさにこのタイミングの人事でなければ、出会えなかったのです。
大ピンチに陥ったことで、校長としてとにかく一生懸命にどうやってこの状況をプラスに変換するのかを考え、実践せざるを得なかっただけなんです。
5年生のクラスが立ち行かなくなって5カ月間、七転八倒しつつも、先生方が少しずつ「笑顔」で関わることができるようになってから、子どもたちとの関係改善が進んでいました。
6年生になった彼らは落ち着いて、教室で勉強ができるようになり、常時「笑顔」で過ごせる先生方が増えると、恐ろしいくらいに穏やかな空気感の学校に変貌したんですね。
そして、彼らが卒業した次の年、以前D小学校で教頭としてお仕えしたK校長からお呼びが掛かったのです。
「そろそろ学校も落ち着いたやろ。うちの学校で『学級づくり』の研修してくれんか?」
体育部の研究会に所属していましたから、体育の研究授業の指導助言はしたことがありましたが、「学級づくり」や「子ども理解」については教頭として先生方に助言はしていましたが、研修としてお喋りをしたことはなかったのですが、勇気を出して「はい。喜んで!」とお引き受けしました。
この時の研修が、現在させていただいている特別支援の知見をいかした学級づくりや授業づくりの研修の一番最初の原点の日になります。
若い時から学級経営や授業で悩みつつ七転八起で実践してきたこと、教頭として閉校、統合した経験、校長としてM小学校でみんなで苦しんだこと等々
『これまで取り組んだことがすべて、学びとして生かせるんだ』と理解できた日でもありました。
自分の回答らしいところまであとまだ少しです。
それでは、続きはまた!
笑顔で 元気に 逞しく!
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