仕事とキャリア形成Ⅱという科目では、学校と教育委員会くらいしか世間を知らない私の経験では、幅広い学生の進路希望にそえるような適切な講義は難しいと感じ、例年ゲストティーチャーにお話をしていただいています。
昨年度に引き続き、伊丹市のブックランドフレンズの河田店長さんに、学生に向けてお話をしていただきました。
学生の感想を抜粋してご紹介します。
・「他人を想像で判断しない」という言葉が心に響いた。
・世の中には、なかなか寄り添ってくれる本屋さんはいないと思うので、ステキな仕事をされていると思いました。
・仕事はただ好きな事をやりがいにしなくてもいい。私は教職を目指していて教えることが好きだからというだけだったが、今は自分に影響された子たちがまた世界を変えてくれるなど…仕事の内容以外にやりがいの本質があると思った。
・お話を聞いて、感じることが多くどんな人になりたいかを考えることができました。また、人生を変える人にいつどこで出会うかわからないと感じた。
・自分の直感を信じてやってみることの大切さを学んだ。自分がそこでやれるかやれないかではなく、やってみたいという直感を信じて一歩踏み出すことが大切だ。
・ブックランドフレンズは家から行けるところなので、実際に行ってみたい。(複数人)
・自分は周りよりも劣っているということをよく思うが、それは錯覚であるということを忘れていたような気がする。人は完璧ではないので、気楽に考えるのもありではないかと思った。
・「仕事とは、誰かの役に立ち自分を成長させてくれるもの」であるという言葉にすごく共感した。(複数人)
・良い人、魅力的な人になりたいと思いました。良い人も魅力的な人も共通しているのは、相手のことを考えられていることだと思います。…相手のことをよく考えて発言したり行動したりできるようにがんばりたいです。
・私は児童相談員を目指しているため、私の行動によって子どもが笑顔になったり、幸せになったりできるように仕事に向き合いたいと思いました。
・「失敗を恐れるよりも、真剣でないことを恐れたい」という言葉で、ぼ~っとして無駄にしないようにと思いました。
・貴重なお話を聞けて、これからは少し希望が見えました。ありがとうございました。
・自分も将来、どんな職業に就いたとしても、「ありがとう」と言われるような社会人になりたいと思いました。
・最近4年半、バイトと勉強に追われ過ぎて、自分の時間が中々なかったダメージなのか、燃え尽き症候群感があるので、今の飲食のバイトを減らして、これを機に少しゆったりできる時間を作りたいと思いました。…河田店長さんが、今日ここに来た理由で、私たちに励ましの言葉をくださった時、確かに私の家庭は貧乏で、小・中学校の頃は高校すら進学できるのかという感じで、大学何て夢のまた夢だと思っていたので、高校生の頃からアルバイトにがんばって、自分が思っていなかった場に来れているから、もう少し未来に希望を持っていいなと思え、また自分でいつもがんばっているなという実感を持つことができました。やってもいないのに可能性を潰さない。ダメだと思っもやってみないと分からないから、取り敢えず、やってみないといけないという風に思えました。
学生たちの感想から、最近こんぶさんが感じておられる学生を含む若い人たちへの貴重なメッセージを詰め込んで、話をしていただいたことが伝わってきます。
こんぶさんの話(出汁)は、よく沁みます!
笑顔で 元気に 逞しく!
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